学生時代のバイト先(喫茶店)には禁煙席がなかった。
「禁煙席で」
「恐れ入りますが、禁煙席は設けておりません」
「じゃあいいです」
なんてやりとりが週一くらいであり、そんな言うならいっちょ吸ってみるかと5年限定の喫煙者でした。
それくらい吸ったら喫煙者も禁煙も経験できるので視野が広がると思ったのです。
残念ながら?禁煙は体験といえるほど苦しまずにすんなりやめられてしまった。
5年じゃあそんなもんみたいですね。
喫煙者になると、周りにはあらゆる喫煙者がいることがわかります。
たばこのハードルは人それぞれで、
1.酒飲んだ時
2.灰皿が用意された時
3.喫煙所を認識した時
4.禁煙と書いていない物陰がある時
5.禁煙と書いてない場所がある時
6.ハードルなし(ヤバイ人、知り合いにはいない)
間違いなく迷惑なのは3.以降でしょう。
2と3の違いは喫煙所がすごく混んでいた時に諦めるか喫煙所のあたりで携帯灰皿を使ってでも吸うかの違い。3までで半数くらいかな。
人によっては1から迷惑なんでしょうが、最近は禁煙席のある居酒屋も多いのでそういうところを選んでみては。
1の人は吸わなくても全然平気なことが多いから大丈夫ですよ。
(というか喫煙者を名乗ってすらいないかも)
ちなみにどの人も非喫煙者の前ではある程度気を遣っているようです。
たぶんその思いはほとんど伝わってないすなわち意味がないのだが。
そしてこの方針。
どうでしょう。
これで各人の行動を予測すると、
1.吸わない
2.吸わない
3.吸わない
4.店外に出て物陰で吸う
5.店外に出て店の前で吸う
6.店外に出て店の前で吸う
これさあ、店内はいいけど路上喫煙増加してませんかね?
居酒屋にも多いんだけど「禁煙です(客が店外で吸うのは実質知らん)」というのはいかがなものか。
黙認しないよ!って、じゃあ具体的にどうやって止めますか?「ワンオペ」の語源って飲食店の業務ではなかったっけ。店外に出て注意する要員確保できる?
それとも店の周りに管理人がやばいマンションみたいにべったべった「禁煙」って貼るのか。
っていうかファミレスの隣の建物の前で路上喫煙されたらもう意味ないような・・・
店に入るときは当然店外から入るわけですし・・・
3まで吸わないなら半分になるじゃん、と思ってはいけない。
そもそも1の存在を認識している非喫煙者は少ないから数に入れない方がいい。
2以降について、喫煙者のツレは喫煙者なことが多いし、3人も集まれば4~5が1人はいます。
で、4~5が先輩なら3を巻き込みます。しかも食後というたばこが欲しくなるタイミング。
(これも5年ではわかんなかった。)
その煙にのまれるのは店からなんの恩恵も受けてない通行人なわけ。
そもそもたばこをどうしたいのか。
健康に悪いから一切やめてほしいのか、健康を害さない程度に嗜んで税金を納めてほしいのか。
あと何が嫌なのかがはっきりしない。
匂いや健康被害ならメーカー側に段階的な規制をしたらいいし、
たばこ休憩が嫌なら面接の段階で就業時間中は禁煙と言えば済む。
今の様子だとどうしたいのかさっぱりわからん。
自分は嫌な思いをまったくせずに、認められている現状を変えようというのは虫が良すぎるよ。
だってここまでやっといて、新しくできたコンビニでたばこを売っているのは何故なんだ?
販売免許の発行をまだやっているのか、それとも免許が売買できるのか。
あくまで自主的に節度を持って〜って、じゃあなんでわざわざ路上喫煙を禁止するのだろう?
良識で考えて吸ったらだめな所で吸う人がいるからですよね。
そんな人たちに節度が持てるわけないと思うのだが、凡人目線から節度やマナーを説く意味はあるのだろうか。
どこでも吸えなくなったら逆にどこでも吸うよ、そういう人は。
その諦めない態度、路上喫煙の取り締まり強化とかの方向に活かしてはどうでしょうかね・・・。