クズは定時で帰りたい

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バス旅はなくなるのか?

皆さん「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」をご存知でしょうか。

徳光さんが終盤でスヤスヤするやつではない。

降りてなんか食わなきゃいけないやつでもない。

羽田さんと田中さんのあれです。

太川さんと蛭子さんのあれ・・・の続き?です。

私は忙しい四半期末、これだけを楽しみに生きています。

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

新シリーズは視聴率が低迷しているとのことで、現コンビ引退しろとか蛭子さんもまだ歩けるだろとか言われてますが

私は今のやつも好きです。

(ちなみに前シリーズの終了は全国行きすぎてもうルートがないからだそうです)

 

番組の概要

 

高速道路(四国ー本州など例外あり)を走らない路線バスのみを乗り継ぎ、4日かけて目的地へ向かうという番組です。

もちろん時刻表や路線をネットで調べるのは禁止。

バスがなければ歩く。

大体四半期末の月の土曜夜にやってます。

 

無印版は太川さんがリーダー、それを足引っ張りつつ(あまり効かない)おもしろくする蛭子さんと

最初は戸惑いながらついていくが徐々に馴染んでいくマドンナ。

ナレーションはキートン山田さん。

 

Zは羽田さんがリーダー、食と休養に熱心な田中さんがやんや言い(これも効かない)、

バシッと言えるマドンナが協力する。

ナレーションはキートンさんと太川さん。

 

Zになってから視聴率が振るわないらしく、前回は「失敗したらコンビ解散」と言われていましたが無事成功。

しかしバス旅が木曜の夜に「復活」とのことで(怖くて見てない)、

じゃあ前回の解散を賭けた努力はなんだったん!?と思うわけです。

 

旧→新の差いろいろ

 

とにかく考えてみることにしました。

何度も言うけど私はどっちも好きだ。

 

難点1:キャラが薄い

 

太川さんのキャラが濃いかというとそうでもなく、普通にリーダーシップがあっていい人。

一方で蛭子さんはそのままでは漫画家で変わり者、しかしこれを誰かが引き出さないとマジでただの変わり者なので番組が進まない。

二人がお互いを強調するからおもしろいのだ。

 

が、新コンビはこれを分担しちゃってるのよ。

文筆家で個性派で常識的?でお金にがめつい羽田さんと、

個性派俳優で休みたがりで優しくて常識的?な田中さん。

いずれも人柄で食ってるわけじゃないのよね。

 

しかし

・騒がしくない(公共交通機関を利用するので)

・地理(道路)に強すぎない

・まあまあ健康だがタフな感じはない

・4日間終日撮影できる

という時点で少ないと思うし、そこに

・個性的だけどすぐ折れてかつへこたれないしあんま怒らない

・遠慮があまりない

・日中の郊外を出歩いてる人々の中で知名度が高い

・・・いないだろうね。特に、旧二人より若手となると年代的にも難しい。

 

難点2:バスが減ってる

 

そうなんですよ。

バスがめっちゃ減ってるんです。

だから「○○までは行けるけどその先がわからないのと、本数はあるが迂回になるのとどっちだ!?」みたいな正念場も少ないし

本数が多いからちょっとおいしいものでも・・・ってのもない。

羽田さんのせっかちぶりは見ていて「一応多分これ旅番組だぜ?」となりかなりおもしろいのですが、それが活きないバスの本数。

もう少し本数や可能性があれば葛藤も生まれて見所にもなるんでしょうけどね。

 

難点3:第2シリーズだ

 

これも仕方ない。

踏襲しようが変えようが何かしら言うのが古参のファンだ。

(私も小説の映画化はほとんどボロクソ言う)

 

とはいえ太川さんはいつまでナレーションをするのか。

プチアドバイス的なナレーションが入ることで、二人の初心者イメージが抜けないことは問題だと思う。

いつまでも後釜扱いなので、2年もやっててまだ比較されるのでは?

せめて内容を変えた方がいい。

 

いい点1:マドンナの変化

 

マドンナに求められるものが変わってきていると思う。この番組に限らず。

美しくニコニコしていればOK、適切な発言をすれば尚よし、という時代は終わりなのだろう。

主体的に動いて、戦力としてゴールを目指す。

ラブリさんとかすっごい良かったよ。

いやほんと彼女の好感度100倍くらい上がったし、これは新しいマドンナ像を世に示したなと思ったよ。

 

いい点2:キャラが弱い

 

逆にキャラが弱いのもおもしろいと最近思う。

広告をすべく5万円の学ランまで作ったり(費用・暑さ対効果はあるのか??)、阿波踊りを習ってみたり、羽田さん(芥川賞作家)の強すぎて逆に弱いボケ。

それをスルーする田中さん。

温泉に行きたいと言いつつも「ゴールしなければ」というのを捨てきれず半ば自主的に諦める田中さん。

それをスルーする羽田さん。

ビールの一気飲みも宿の「あるよ」も「私、芥川賞作家の〜」もお互いにスルー。

定番化しようとしてだだ滑りなのがむずむずしてこれはこれでおもしろい。

 

良い点3:若い

 

なんせ若い。

歩けるし、夜遅くまで妥協しない。

歩きのシーンを見ていてこっちまでぐったりしていたのがなくなった。

あとテレビだからいいじゃん的なものを振りかざさないのがとてもとても良い。

 

 

というわけでZにもどうか続いてほしいんですよね。

やっぱりあの長さだから面白いのではないかと思うんですよね。