クズは定時で帰りたい

趣味の時間を捻出するブログ

盾としての謙遜

隣のチームが暇らしく、いろいろと業務を手伝ってもらっている。

あと日常的に派遣さんにいろいろやってもらっている。

 

となっているが、実際は派遣さん以外は「(語学・技術などの理由で)持て余してるから芝浦に押し付ける」状態。

新しく教えてもどうもぽやーんとしている。

わかんなかったら訊けばいいや感。マニュアルは読まねぇ。

挙句自分の仕事が来たら返却せず何も言わずに自分の仕事を始め、そのまま帰る。

この前も書いたけどさ、せめて一旦返して・・・。

 

前置きが長くなった。

私が文句を言いたいのは、謙遜である。

「終わったんですけど、不安なのでもう一度チェックしておいてください」というやつ。

チェックを頼んだものに対してチェックをするのなら最初から自分でやっても同じなのだ。

(設備屋が使う平面図なので、そんな難しいチェックはしない。)

っていうか仕事で「不安が残る」んだったら不安が残らないまでやってほしいし、質問してほしい。

外食行って「虫とか指とか入っているかもしれないので注意して食べてください」って店員に言われたら嫌じゃん?

そういうことよ。

 

別にミスするななんて言ってない。そんなの私も無理。

でも、「人はときにミスをする」と「不安な仕上がりでいいよ」は同じじゃない。

 

 

最近は謙遜がひどい。

どこでもみんなほいほい謙遜するので話が進まない。

世間話とわかっていても時間の無駄だと思うほど、みんな謙遜している。

しかもそのうち半数くらいは「そんなことないって」のフォローありきで謙遜するからめんどくさい。

謙遜に次ぐ謙遜に「そんなことないよ」って言いすぎて口が疲れて放置すると「いや、ここフォローするところだから」。

「そんなことない」しか言えない口にもなってあげてよ。飽きるわ。

 

みんなそんなんだから逆にガチクズの私は裏切者扱いをされる。

いくら「部屋が散らかってるから無理」「けもの道状態だから無理」って言っても

「ちょっとだけだから!」と家に来たがる友人がついに家に来る。

「部屋汚いって言ってて本当に汚いなんて初めてだよ!ありえない!」

なぜか私が責められる。

じゃあ部屋が汚い人はどうすれば伝わるんだ?死体があって虫がわいてるとでも言えばいいのか。

こんなことがたびたび起こる。

 

贈り物を「つまらないものですが」って渡すような定番の謙遜とは話が違う。

贈り物がもし実際つまらなくても誰も困らないが、部屋がマジで散らかっていたなら来た人は困る。

「散らかってるけどどうぞ」というのは「散らかってはいるが人呼べるレベルにはしました」という意味なのでいいけど、

「散らかってるから無理」ってのは「散らかっていて人呼べる状態じゃないです」という意味なので

最終的に折れるなら過剰な謙遜をしないでほしい。

それとも「私はこれでも散らかってると思うわあ」という美意識のアピールなのか?

 

 

無駄な謙遜の役割は美徳や謙虚な心ではなく盾だ。

責められたくないから、陰口言われたくないから先に言っとく。

絶対に「そうだね」と言われないところまであらかじめ落ちておく。

そこまでして人と関わることに執着して、疲れないのだろうか・・・?

 

 

つーか本当に落ちてる人はどうすりゃいいのよ。

「いやほんと私みたいなブスが」って石原さとみ似の友人が透き通った声で言ってる横に立たされる身にもなってくれよ。

だから皆さんどうか無駄な謙遜はやめてください。頼むから。