クズは定時で帰りたい

趣味の時間を捻出するブログ

恥じらいのコインランドリー

洗濯槽の掃除を大々的にした。

ホタテの粉みたいなやつを使い始めて2年経つが、

まあホタテの粉ごときで本当にカビないのか不安なので

今回きれいなら今後はいいかな、という試験のような掃除だ。

 

そんなわけでコインランドリーへ行くことに。

 

近所に新しくできたコインランドリーはおしゃれだ。

コンクリートを適切に使ったウッディなランドリー。

カフェなら入れてない。まあそれはいい。

たかが2人の1日分、洗濯物はそんなに多くないので

洗濯乾燥ではなく洗濯+短時間の乾燥をすることに。

乾燥8kgまで40分らしいので、せいぜい20分もあれば乾くだろうし

そっちのが安い。

仮に乾いてなくても、それくらいまでやっておけば浴室乾燥でも臭くならない。

 

ところが洗濯物を投入していて気付いた。

下着のネット忘れた!!!

そんな高い下着でもないのだが、さすがにネットなしはまずい。

というわけで大慌てで手ぬぐいで包んで四方を結わえて即席ネットである。

我ながら名案。手ぬぐいは生活のエースだ。

 

で、一旦帰宅してちょっと片付けなんかをして

洗濯機から乾燥機への移動に向かう。

この頃には即席ネットのことどころか、ネットを忘れたことすら忘れていた。

呑気なもので乾燥機は20分だしと文庫本など持参した。

 

洗濯機から洗濯物をまとめて取り出しエコバッグに入れ、

乾燥機に洗濯物をボソボソっと空けて乾燥開始。

そして本を取り出しつつ乾燥機をちらりと見る。

「頑張ってな」と洗濯を機械に任せてゆったり読書する大人の余裕である。

 

しかし目に映ったのは最前で舞う我がブラジャー。

 

そうだった。

洗濯物が何なのか見もせずぽいぽい処理してしまったので、

ブラジャーが即席ネットから脱出していたことも気付かず。

ドラム式の仕組みがよくわかっていないのだが、

ブラジャーはちっともコース変更をする気配もなく、

ザ・ブラジャーという感じのレースを

ガラス戸越しに見せ付けながら舞い続けている。

すぐ近くのスカートがうまいこと重なってくれないかと願ったのだが

なかなか合わない。

というかブラジャーがスカートの手前に回り込んでる感すらある。

 

そして音。

ブラジャーにはプラスチックや金属のパーツがいろいろついている。

そいつがガラス戸に当たっているらしく、

回転に合わせて「カチャリ」と音を立てる。

自ら「布じゃないもの入ってまっせ」とアピールしている。

音で引きつけ、見せるのはブラジャー。

最悪である。

 

「そんなことは気にしない、だって洗濯だもの」なんて

コインランドリーに対するこなれ感を出しながら本を読むが、

やはり気になってしょうがない。

 

そんなストレスフルな洗濯を終えて、急いで乾燥機から取り出した。

さすが私。20分で乾いてる。お金と時間を節約できた。

 

あ、いや、

手ぬぐいの結び目だけ乾いてない・・・。