クズは定時で帰りたい

趣味の時間を捻出するブログ

四国6日目:久万

最終日。

 

宿の朝食って・・・マジでいいね・・・

今日は遅めに出て岩屋寺、そこからバスで松山へ出て

お土産を爆買いし上司おすすめの居酒屋へ行ってフェリーである。

本当は歩いて下山する予定だったのだが、

下山してから交通機関のない市街地をしばらく歩く必要があるので切り上げた。

お土産も買わないとだし。

 

大岩屋

岩屋寺〜大宝寺のトンネルが怖いと聞いていたので

ものは試しで八丁坂ではなくトンネルに行くことにしていた。

ちょっと山道に入る。

素敵な山道、と思ったら新しめの倒木。回転しながら跨いで避ける。

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ほどなくして八丁坂との分岐点へ。

八丁坂へ行かない場合は休憩所の奥または林道から〜と書いてあったが

植物で道が完全に消滅しており数m進んだところで道を見失い諦めて戻って林道を歩いた。

あれって秋になったらまたわかるようになるもんなの?

地元の人はわかるのか・・・?

 

大岩屋の休憩所は野宿できると聞いていた。

しかし本当に普通の休憩所で、これはよほどいい季節でないと凍死するのでは。

まあ凍死しなそうな遍路小屋といってもてん屋と佐賀(大窪時の先)くらいしか思いつかないが。

一息ついて目当てのトンネルへ。

 

全然普通だが?

どうやら怖いというのは峠御堂トンネルのよことだったらしい・・・

これ八丁坂でよかったのでは・・・。道路暑いし・・・。

やってもうた・・・。

 

トンネルを越えたところの向かいに遍路道があったが、

先程の道どころではなく「まさかお前はここに道があるとでも言いたいのか?」くらいに植物が茂っていた。

でもあるって書いてある、地図にもある、いやしかし道なんてないぞ?

いや道ないって!ないよ!看板しかないって!

看板が回転してるんだよこれは!道ないもん!

などと炎天下の国道で一人嘆いていた。

ずっと一人だとだんだん独り言がでかくなる。

 

諦めて国道沿いを歩き、岩屋寺へ。

岩屋寺も駐車場から20分くらい歩く。

なんか門前町という感じなのは久しぶりである。月曜なので全部閉まっていたが。

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賢い猫。往路で撫でたら復路で「お前か、また撫でろ」と転がってきた

 

岩屋寺は岩がのしかかってくるような寺である。

現代の法律では新築できなさそう。

岩に登れるところがあり、途中まで行ったが急に怖くなってやめた。

梯子が太いから踏面掴んで上るしかないんだよね。

バランス崩した時にとっさに両側掴もうとしてしまったら終わりである。

梯子じたいは頑丈で触り心地なめらかで良かったんだけど。

 

無事納経してバスに乗り、道の駅近くで乗り換えて松山へ。

 

松山

荷物を預けて環状線で三越へ行こうとして失敗。

環状線なのに環状に乗れるわけではなく、松山市駅が終点なのだ。

もう一度路面電車に乗って大街道へ。

路面電車の路線が複数あるとポイント切替とか忙しそうね。

四国はうまそうなものばかりで困る。

今思えばあそこで配送頼んだらよかったんだ。

 

そこからどうにかして上司おすすめの店へ。

魚も野菜もうまくてビールが進む。

刺身がぷりぷり。アスパラはぎゅっとうまい。

「美味しい刺身を食べたら東京では刺身なんて食べられない」みたいな話を聞くが

もはや別物なのであれはあれで別のものとして食えるわ、くらいに違う。

 

再び伊予鉄に乗って松山へ。

軌道が市内電車、鉄道が郊外電車というんだな。

そこからさらに路線名がある。

普通に路線名だけ言えば済む話では・・・

 

松山から東予までシャトルバスに乗り、そこからフェリーで南港へ。

フェリーは大浴場もあるしベッドだし個室だし、

あれはなんであんなに安いのだろうか?

 

 

そんなわけで次回(一体いつなのか)は久万高原からスタートである。

松山まで一晩で行けるし、久万高原までバスあるし、松山から先はJRが並行してるのでなんなら土日でさくっと行ける。

お金ちまちま貯めて行こう。

四国5日目:小田〜久万

宿の朝食っていいよね。

 

夜に3杯食べたのでさすがに朝はおかわりせずに出発。

日曜なのでどこのチャンネルもニュースをやっていなくて困った。

唯一テレ朝系?がニュースをしていたが電波が途切れ途切れで観られず。

 

前回はここで季節外れの雪が降り、

あと数分で農祖峠というところで郵便配達員さんから「この雪で峠は無理やけん国道を歩き」と止められ

いや遠回りすぎるが・・・日が暮れるが・・・

しかし地元民が無理というなら無理か・・・

無理だとして何処に泊まるんだこの雪で・・・?

と迷っているところに通りかかったご親戚の方に車に乗せてもらって一気に松山へ行ったのだった。

 

小田〜父野

国道に出てほどなくして車が停まり、お茶のお接待をいただく。

「44と45とどっちから行くの?」

「農祖峠から45で考えてます」

「俺も45からや。暑いけんがんばりよ」

 

今日はどうにか寺が開いている時間に岩屋寺に辿り着きたい。

本当は余裕だったはずなのだが練り直し行程だと結構ぎりぎりになってしまった。

ただ道路の日陰が消滅する前に峠に突入して涼しく歩けばいけると踏んだ。

農祖峠からはほぼ山道である。

 

小田側ルート最初の難所が遍路近道。

車がぐねぐね上る急勾配をほぼ直線で上ろうというやつである。

 

そんなルートなので当然とんでもない勾配なのだが、

さらに夏だからか低木の枝が完全に道を塞いでいる。

もはや蜘蛛の巣すらない。

たぶんこれが道!道!たぶん!とやりながら進む。

途中で犬に吠えられ、飼い主さんが「おい、わんわん言うな」とたしなめていたが

私がとろくさいのでいつまでも吠えていた。

 

2本の近道を終えて国道に出るとまた遍路道?こんなのあった?

・・・これは畑峠だった。(行かない方)

しかしこの遍路道、入り口近くの廃屋にどう考えても蜂の巣がある。

尋常じゃない量のでかい蜂がぐるぐる飛んでいた。

遠巻きにしてトンネル手前で休憩。

東屋にポイ捨てされた缶を見るに、多分近くに自販機がある。あくまで車目線の近くではあるが。

この時点で小ペットボトルは空、もらったお茶も空。

どこかでペットボトルを確保しておかないと峠ふたつは厳しい。

 

真弓トンネルはジメジメしていたが日差しがないのでほとんど歩きながら休憩みたいな感じで快適。

トンネル出た後もずっと日陰の下り坂で楽。

もはや日陰の下り坂なんて脚ちょっと動かすだけで休憩と変わらない。

歩いているのに体力が回復していくのを感じる。

途中で案の定自販機を見つけて麦茶購入。

 

農祖峠

農祖峠の道自体はかなり楽である。

峠と思って臨んでいるというのもあるかもしれないが、

歩きやすい上りが続く。

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しかし。

日当たりがめっちゃいい。

(上の写真はかなりの日陰エリア)

 

炎天下の道路パターンと山道パターンはそれぞれ速度を変えて計算していたが

炎天下の山道パターンは考えてないのよ!

暑い!!白い砂利の照り返しがきっつい!!

これは雪の中登れないわ。当時の雪の勢い考えたら絶対積もってるから。

 

途中でどうにか薄ら日陰を見つけては休憩したものの、

とにかくまともな日陰があまりないまま集落に出てしまい、

思ったように体が動かなくなってきた。

舗装された下り坂なのに息上がるし、右足が震える。

とりあえず呼吸だけでも元に戻すか・・・ということで

これまで頑なに避けていたゴミステーションに避難した。

さすがに座れなかったが水飲んで塩タブレット食べてしばらくしたら少し回復。

もちろん杖はステーション内に入れてないからね!

 

再び山道に入ると、程なくして分岐点にさしかかった。

右が岩屋寺、左が大宝寺。

当初は峠をもうひとつ越えて岩屋寺に行く予定だったが、

すでに買い足したペットボトルも水筒も空っぽになってしまい

残すは大ペットボトルの半分くらい。

さらに崩落云々と書いてある。(写真には入ってないが別の貼り紙もあった)

これはどう考えても無理なので街に降りて大宝寺を目指すことにした。

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久万高原

街と言っても国道沿いなので自販機もなければ休むところもない。

旧街道に入ったところで「へんろの椅子」という看板があったので少し休んだ。

出発しようとしたらその家から外国人らしき男性が出てきた。

「座っていいですよ」

「ありがとうございます。さっき座ってました。ところで道を聞きたくて」

「私は実習生ですから、お寺のことは知らないです・・・」

「あっお寺とかじゃなくて、私は自動販売機を探しています。近くにありますか?」

「自動販売機?それはありますよ。あのトラックの停まっているところの左側にあります」

「ふおおおありがとうございます!!ありがとうございます!!」

「気をつけて行ってください」

 

ようやく冷たい水分にありつけた。

一気に体が軽くなる。

 

しばらく歩くと何やら公共施設のような建物があり

アイスコーヒーの文字。

アイスコーヒーも飲みたいが何よりそこに入った氷が食べたい。

 

アイスコーヒーを一気飲みして氷をバリバリ食べながら一休み。

自分が汗臭くてドン引き。

昨日も一昨日もこんなに臭くなかったのに。なぜ?

ここでようやく出発してから最初のトイレへ。ほんと恐ろしい量の汗をかいている。

だって既に出発してから3L以上飲んでるんだぜ?

直後に歩き遍路の男性を見かけて挨拶。おいづる着てるけど暑くないのかね。

 

大宝寺へ向かう坂でまた車からさらりとお茶をいただく。

「もうちょいですけん頑張ってください。僕は先行きます」

「ありがとうございます」

さすがに日曜なので人はちらほらいる。

直前の砂利道がなかなか急。これ車の人も歩きで上るんだけど大丈夫なんだろうか。

もらったお茶はあっという間になくなった。

 

納経所で

「・・・あらあ久しぶりやねえ」

「20年ぶりです。わかるもんなんですか?」

「このね、字見たらわかりますよ。今日はどこに泊まられるの?」

「狩場苑さんです」

「あーちょうどええわね、間で」

念のため畑峠の蜂の件を伝えて出発。

この時期に逆打ちでしかも畑峠越える人なんていなさそうではあるが。

 

峠御堂

先程の歩きの人と抜きつ抜かれつ峠御堂を越える。

お互い通りすぎながら暑いっすね〜脚は軽いのに暑さで動きが〜などと話す。

ほんと脚は全然軽いのよ。5kmくらいしか歩いてないんじゃない?くらい。

 

この道も崩落しそうな箇所があるとのことだったが、

雨上がりの松尾峠2を考えると大したことはなかった。

(というかもう炎天下が嫌だったから強行した)

 

さすがに岩屋寺には間に合わないので明日打つこととして宿へ。

県道で外国人の歩き遍路3人組とすれ違う。

ものすごいハイテンションでこれから64だと言っていたが時間も時間だし大丈夫なのか。

曲がって久万高原の街中に泊まるのか?

(間に合わないのは当然として峠越えがある)

 

17時前に宿に到着。

なんかだらだらと数泊したい感じの宿だった。

日曜日は一人でやっているので一組しか受けてないとのこと。すまぬ朝食だけで・・・

本来は岩屋寺ギリギリでそこから1.5時間歩く見込みだったからさ・・・

四国5日目:大洲〜小田

宿の朝食がやたらとうまそうだったので昨日つけてもらった。

やっぱうまい。頼んでよかった。

 

大洲〜内子

朝からなんだか好調である。

やはり体をしっかり冷やすことが大切なのかもしれない。

ここまでのペースを鑑み、道路を歩くときは

・30分おきを目安に小休憩を取る

・60分おきを目安に15分以上の休憩を取って熱を冷ます

とした。

ここからは宿と交通機関の関係でもともとペースダウンの予定だったので安心。

 

とはいえ永徳寺までは大洲市街で休む場所などないので一気に歩く。

永徳寺、なんか新しくなった?と思ったら水害で建て直したらしい。

水害の日生まれなのでなんだか申し訳なかった。

橋の下にも参拝。

 

そこからは休み休み進む。

途中ででかい休憩所があり(ごろ寝スペースがある!)、

そこでしばらく休んでいるとご主人が来てスポーツドリンクをお接待してくれた。

地元の人が作ってくれたというお守りもいただく。鈴の音が可愛い。

なんか奈良町で軒先に吊っている猿みたいなやつ。

ここは風呂もあるし野宿できるらしい。

 

今日は内子の道の駅で昼食をとりある程度いろいろ調達して、

行けるところまで行って15時台のバスで小田の道の駅、そこから歩いて宿の予定。

途中で普通の道路みたいに地図に書いてあるけど実際は山道みたいなところを通る。

マムシ2匹と遭遇。

野球場のトイレを借り、外の水場で水筒に水を追加した。

 

内子〜大瀬

内子は観光客が多いようで、かなり珍しいものを見る目で見られた。

「巡礼の人?」「ついでに観光かもね」

いや仙人じゃないからね、街も通るんですよ・・・

そういや前回も内子で謎のハイカラ観光客軍団に囲まれてあれやこれや質問攻めにあったような。

 

そのまま道の駅に寄ろうとして、偶然後で乗る予定だった路線のバス停に行き当たる。

3分後にバス。

これか?とiPhoneの地図を見たら「次発は月曜日」・・・?

たまにこいつ変なこと言うからなーと念のため時刻表を確認すると

なんと3分後のやつが土曜日の終バスで、私が乗るつもりでいた便は今日ないのであった。

ということは行けるところまで行くのではなく、行けそうな地点まで行ってそこから歩きである。

今日は2食つきの旅館なので夜遅い到着はだめなのだ。

 

程なくして来たバスはワゴン車で、乗る時に行き先を告げなければならず

とりあえず何で覚えていたかわからないバス停名を答えて乗せてもらった。

降りてわかったのは、隣に休憩所があってそこからバスに乗る見込みで覚えていたのだった。

 

・・・にしても、急に内子を出ることになってこちらは丸腰である。

最後の魚肉ソーセージを食べ、ポン豆(内海でのお接待)を食べ、お茶を買った。

 

大瀬〜小田

この道はとにかく暑い。

川の北側を歩くのでずっと日当たりがいい。

しかも「小田川」なので確実に小田までこれが続くのだ・・・

休めるところで全て休んでも暑い。

自販機も全然ない。運んでる水はとっくにぬるい。

汗かいてるから大丈夫(だめだと思う)なんだけどトイレも全然ない。

トイレと水汲み予定だった大瀬の館は工事中。

途中の千人宿大師堂で休んでいたら蝶も私の杖で長時間休んでいた。

と思ったら私の握っていたあたりをベロベロベロベロ舐めていた・・・。

やばい。食物連鎖でモンシロチョウの下に入ったかも。

 

そこから集落に入り始めたのだが「崩落のため通行止」!

集落を離れて対岸の見るからに何もない国道を歩くことに。

自販機も迂回してくれ・・・ないよね。そりゃあね。

 

生きていれば!自販機は!ある!と己を励ましながら歩いていたところでようやくガソリンスタンドがあった。

自販機ないかな〜と見ていたら挨拶されたので

「自販機あったりしますか?」

「ありますよ!」

「ガソリン入れなくても使えますか?」

「あはは!どうぞどうぞ!」

あまりにうれしくてジャンプした。

40になって飲み物買えてジャンプするのは不惑感0である。

 

小田

麦茶を一気に吸い込んでさくさくと小田の道の駅へ。

せせらぎの里というだけあって清流のそばにあり素敵。うどん食いたい。

パンが売っていたので明日の昼夜用に購入した。

他にもうまそうなものがあったが宿が2食付きだからね。

荷物をまとめている時に話しかけてくれたお婆さんが旅館の近所に住んでいるということで

一緒に旅館へ。

一人なんて私やったら心細いわあ〜ほんまに爪の垢でも煎じて飲ませてほしいわあ〜どうやったらそんなしっかりできるんやろうなあ〜と道中ずっとベタ褒めされて恥ずかしい。

 

旅館は私一人だった。

44・45番を打つ場合の大洲以降の宿って小田に2軒と反対側に1軒しかないはず。

久万に一発ではいけないし。

だからここは真っ先に確保した宿でもある。

「そらオフシーズンですからね、熱中症で誰も歩いとらんわ」

「確かに宿毛から打ってるんですけど2人しか見てないです」

飯を食って洗濯して早々に就寝。

夕食っていいね。松山あげのたっぷり入った味噌汁が甘くておいしい。

食事しながら観ていたニュースで「久万高原で34.8度」とやっており

高原とはなんなのかわからなくなってきた。

山に囲まれた暑いところって、それは盆地では・・・?

四国4日目:宇和島〜大洲

朝からダメ

5:30起床。やっぱり調子が良くない。

お接待の残りのゆで卵をどうにか食べて、あとはもう何も食べられなかった。

気持ち悪いし微熱である。

うまく言えないが発熱というよりは昨日の体の熱がまだ全然逃げてないような感じ。

 

よく考えてみれば1回目は大荷物で25km/日。

2回目は荷物極限まで絞って45km/日。

今回35km/日で考えていたが旅行の荷物もあって大荷物側なのだ。

行程の遅れが増えていくのは目に見えている。

前回だって宇和島〜宇和、宇和〜大洲と2日かかっていた。

 

悩んだ挙句、完全歩きを断念した。

 

1本目のバスを乗り継いだとしても昨日のバス停に着くのが9時前。

そこからひたすら国道沿いを10km。

危険である。

そして今日なんとしても明石寺までは行かねばならない。

峠越えもあるのに。

 

とりあえず宿から直接龍光寺まで歩いてみて決めることにした。

 

しかしもう心が折れそうである。

国道の上り坂、とにかく暑い。ふらふらする。手が震える。

そして風が全くない。日陰もない。

上りきったあとは田園地帯を抜けて龍光寺へ。

へとへとで日陰のベンチで30分ほど動けなかった。

 

仏木寺へはちょっとした山を越えて行く。

まあこの山はそんなに大変ではなかった。

問題はその後、また炎天下をひたすら歩くのだ。

いやこれ春だったら最高だよなあなどと思いながら歩く。

 

ようやく仏木寺に着いていろいろ考える。

・3時間後のバスでJR沿線まで戻って卯之町に出て明石寺

・歯長峠を越え、歯長峠口からバスで明石寺へ

・予約した宿はキャンセルし、この辺で宿を取って今日は休む

・そもそも危険なので全てキャンセルして家に帰る、宇和島からならやり直しやすい

 

なんか食べられそうな気がしたので魚肉ソーセージを食べた。

とりあえず参拝して考えることにした。

 

参拝と魚肉ソーセージ、自販機で飲み物も追加して(この時点で1.2L飲んでた)また東屋で考える。

とりあえず歯長峠からのバスならなんとか間に合いそうだったので

峠越えだけはやってみることにした。

考え方を変えれば「前回できなかったことをやる」とも言えるし・・・

 

歯長峠

その歯長峠なのだが、単純に道としては一番危険だと思う。

いや山に安全とかないんですが?と言われそうだが。

前回ちょっと楽しみにしていたのに道案内を見落として気付けばトンネルくぐって抜けてたんだよね・・・

 

峠に向かう途中にベンチがあり、猫の棲家になっていた。

バリバリに「私は人間を一切信用してない」みたいな威嚇しまくりの若ママと子猫3匹。

若いのに(体型も顔も成猫になりきってない)頑張るねえと思ってたら

少し離れたところにどうみてもいい年のたぶん父猫。

思わず「いやあんた犯罪だよそれは」と言ってしまった。

 

そんな歯長峠、まず現れるのは

崩落した道

迂回路を作ってもらってあるのだが、梯子を山肌に取り付けてあって

「崩落した所の上に登ってちょっと進んでまた降りて通過してね」というようになっている。

マジ怖え。

(歯長峠で検索してもらえたら写真が山ほど出てくる)

 

これが終わって車道に出て、宇和島市ありがとよ・・・と思っていると次の山道である。

目測500mないくらいで高低差100m。

配管なら汎用品では接続できない急勾配。私が砂なら詰まるぞ。

人間なので転がったら多分死ぬんだけど。

 

振り向いたらびびる勾配を、鎖が取り付けてあるのでそれを引っ張りながら上る。

手が錆だらけになろうが気にしている場合ではない。

 

ちなみに峠はこんな眺め。

道の険しさに反して楽しそうな看板である。ウキウキ歯長峠♪って感じ。

ウキウキ(鎖場&梯子)

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下りもずっと斜めだったりほぼ川だったりするが

梯子も鎖もいらないから楽勝だよといかれたことを考えながら峠終了。

ふもとの東屋でお茶を買い、物陰でTシャツを着替えてバスを待ち、明石寺近くへ。

相変わらずバス停の放送ぶっ飛ばしスタイルなので路線図とバス停見ながらボタンを押す。

 

明石寺

明石寺までの道は公共交通機関だと逆打ちになる。

卯之町素敵・・・と思いながら山に入ったんだけどさ、

マジで急に山すぎん?こんな都会なのに。

しかも都会だからいるのが蚊ばかり。ヤマカガシもいたけど基本蚊。

ヤマカガシが空飛んで蚊を食えばいいのにね。いっぱい食べられるよ。

まあヘビ飛んでたら怖いか。

寺が高い所にあるので下りは短かった。

ここで今回初?の歩き遍路2人組に出会う。

「あとどれくらい上りが続きますか?」

「150mくらいですかね」

「ひぇーっ」

そうだよね。上りなんて150mでもひぇーなんだよ本来。

 

明石寺の方はなんだかスポーティでフレンドリーだった。

女性の歩きで困ることは?と訊かれたので

「着替える場所ですかねー、街には出られないくらい汗かくので」と答えておいた。

帰りは車道で行くか、と思ったら門前のお店の方に「暑いから山の方が絶対にいい」と言われ

もう一度同じ山を越えて卯之町へ。

そういえば前回はここで廃屋に泊まったのだった。

 

卯之町から大洲へ。

電車は高校生ばかり。高校の制服の多様性に感心した。

緑っぽいやつがおしゃれで可愛かった。

なんで私全身派手チェックを受け入れてたんだろう?

 

 

ようやく食欲が出てきたのでコンビニでサラダとノンフライのカップ麺を買った。

本当は永徳寺に泊めてもらおうと思っていたのだが

この暑さを体から出したくてビジネスホテル泊とした。

四国3日目:内海〜宇和島

朝からバスで内海へ戻る。

前回は人伝に教えてもらった善根宿に泊めてもらったのだった。

確かここから数日間風呂にありつけなかったはず。

 

内海〜柏坂

早速柏坂に入る。

なんかこの道は前回トンネル通ったような気がする。

全く見覚えがない。

そもそもなぜこれは峠ではなくて坂なのか?

 

上り序盤からそれなりにきついが歩きやすい道ではある。

ただベンチが短い間隔で置いてあるので休みながら進める。

 

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・・・そして下りで盛大に転ぶ。

岩に泥みたいな道だからいつかは転ぶと思っていたが

見事に左脚が泥まみれに。

上りが落ち葉のフカフカ道だったのになぜ下りはこんな滑りやすいのだ?

なんかクッションのしっかりした物体に座って滑り降りるとかできないのかな。

途中でパンクして荷物増えるだけか・・・

あとサルノコシカケでしか見たことないサイズのキノコが大量に生えていて

いま多数決取ったら私はこの大キノコの言うこと聞かなきゃなんないのか・・・と勝手に思った。

 

しかしこれを集団で行って4.5時間って中学生すごくない?

私は休憩含めてだけど単独で5時間かかったよ。

 

津島

集落に入ると炎天下である。照り返しがきつい。

途中で公民館があり、クールスポットという幟もあったので入ってみた。

うーん。冷房入ってないね。クールではない。

炎天下ではあるが外の方が風が抜けて気持ちいいので外に出る。

隣の自販機で何か飲もうとしたが・・・新紙幣が入らない。

まあ次の津島・かも田休憩所に大休憩を入れているしと進む。

 

えー、休憩所、封鎖されてる。

 

私が買った本にも訂正が入っていたが、さらにそれよりも最近閉鎖になっていた。

私が出発する日の更新情報。

マジで炎天下、かくなればコンビニへ行くしかない。

持ってる水分はペットボトル1本分の湯。

コンビニでズボンを穿き替えてイートインで冷たいものを摂取したい。

泥まみれだからファミレスとかには入れないのだ。

 

そんなわけで次のルート上のコンビニ目指して歩いていたのだが・・・

一向に国道に合流しない。むしろ離れていく。

どう考えてもあのコンビニなんですけど!?と地図を見たら、

どうも私は地図にはない復元された遍路道の案内に従って歩いているようだった。

まいった。

コンビニまではかなりの距離がある。住宅地だから座れる場所もない。

 

ふらふらしてきたので片側水田・片側山の斜面になっている日陰に座って昼食。

もう泥まみれだから地べたでもなんでもいいのだ。やけくそである。

ヘビもいたが気にしない。

ちなみにこのコンビニ自動回避パターンは直後にもう一度あった。

そして相変わらず自販機は新紙幣の入る気配がない。

 

ようやく懐かしい(朝見た)風景のところを通過して

コンビニでお茶1Lを購入。松尾峠2へ。

 

松尾峠2〜北宇和島

松尾峠2は数年前に復元された道。つまり確実に初めて。

松尾峠に入ってすぐ「てんや」という休憩所があった。

しかし今私が困っているのは泥と暑さなので

なんなら寝泊まりできそうな日当たりの良い畳張りの小部屋は休憩できなかった。

絶対暑いし絶対汚す。

冬だったらなあ。

 

松尾峠もなかなかハードだった。

もうひとつのルートは増水時渡れませんとか書いてあったが

こちらは道が川である。最近川になってしまったという可能性もある。

もはや滑ろうがなんだろうがどうでもいいのでざくざく進んだけどね。

 

てんやの相棒?のわん屋は普通の遍路小屋なので入ってようやく大休憩。

ギャッツビーで全身を拭いて日焼け止めを塗り直し虫除けをかける。

 

下りは岩。硬そうな岩に粘土質の泥がかかって苔が生えるという「滑り要素を集めてみました」状態である。

転んだら泥まみれでは済まなさそうなのでびびってちょこちょこ進む。

採石場があるからこれもそれか?いや砕石場?

ここの東屋がとても良くて、きれいなトイレあり水道あり日陰。

敷地内の通行を許してくれる。

マジ親切企業。繁栄してほしい。

やっとズボンを穿き替えることができた。

宇和島市街を泥まみれで歩かなくて済んだ!

 

ここからは昨日と同じでバスに追いつかれたら乗って明日戻る。

宇和島から歩きかなと思っていたら宿の近くまで直通のバスがあったのでそれに乗った。

 

宿は民家を改装した?ような感じ。

冷たい麦茶飲み放題がありがたかった。

宿泊者は私一人だけ。

 

が。

なんか食欲がない。

宿の人がお接待してくれたりんご2切れとまんじゅうを食べたらそれ以上は何も食べられなかった。

翌日の食事も買いに行かねばならないし徒歩6分と言われたのだがそんな気力もなく。

とりあえずさっさと寝ることにした。

四国2日目:宿毛〜内海

1回目のときは確か延光寺の通夜堂に泊めてもらい

翌日は休憩所で勧められた宿を取ったのだが、

私の歩きが遅すぎて(かつ荷物が野宿仕様だったので)観自在寺の方に泊まっていくか?と訊かれ

宿泊先を答えたらこれから歩いて行くには時間が遅すぎるので今すぐ連絡しろと言われ

宿の人が途中まで迎えに来てくれたような。

魚がめっっっちゃうまくて風呂が広かった。

 

今回は松尾峠次第で内海か柏坂越えて大門、そこから津島までバス。

 

 

宿毛〜松尾峠

まず朝から迷う。

変なところに何かの案内があって、それがボロボロになってて読めないためにここを曲がるのか?となった。

案内は何でも遍路向けと思うのは傲慢だが、

協力会の地図では縮尺の関係で省略されている可能性もあるし・・・

とりあえず直進で良かったらしい。15分ほどロス。

 

山道と集落を2回繰り返して松尾峠へ。

・・・こんなきつかったか?

これが老いかー!!

 

途中で道が二手に分かれて何も表示がない。

方角的には左のはずだが左は大量の枯れ枝が流れ込んだ急坂、右はでかい蜘蛛の巣。

これまでも蜘蛛の巣は払ってきたがさすがに気の引けるでかい蜘蛛。

とりあえず左に進んでしばらくするとまた道案内がかかっていたので合っていたようだ。

なんか道案内とか流されたのかもね。

道全体が「最近いろいろ流されました」みたいな感じだったから。

 

道中でウリ坊に出くわす。

単独ウリ坊って存在するの?親が近くにいるんじゃないの?

怖いのでしばらく立ち止まってドスンドスンと強めに足踏みしてみた。

 

ときどき宿毛湾の絶景に癒される。

 

下りは苔が多くぬめぬめである。

昨日は泥ぬめぬめ、今日は苔ぬめぬめ。

やっぱりなんか最近いろいろ流された感じがあった。

地元の子供らが書いた「道合ってるよ」の札がたくさんかかっていた。

あと英語表記の札もちらほら。

シンプルな「遍路道」のやつが減ったのは時代と共に枝が落ちたりなんだりで入れ替わっているのだろう。

 

松尾峠〜内海

峠を越えて集落のトイレ前で一休み。

ウグイスが鳴いてるのを初めて生で見た(ばらばらには何度も見たことある)。

側溝に黒い蛇が入って涼んでいた。頭だけ水から出していた。

そりゃそうなるわな。気温が高い時は白に脱皮するとかすればいいのにね?

 

 

川に出たところで雨が降り出した。

東屋に入って雨雲を確認したが「しばらく雨は降りません」

いや今降ってるけど!?

空が明るいし青空も見えていたのですぐ止むと判断して進む。

 

観自在寺で作戦を練っていると雨がひどくなってきた。

といっても相変わらず空が明るい。

どうせ汗みどろだしいいか・・・と出発。

すぐ隣の小学校の下校時間と被ってしまいわちゃわちゃする。

 

ここから56号線をひたすら進む。

これが問題だった。

こんな時期に誰も歩かないからか、雨がだらだら降っているからか、

とにかくアスファルトに赤い苔がびっしり生えていて滑る。

蹴り出しのエネルギーが2割くらいぬめぬめに持っていかれるのだ。

雨は相変わらずなんとも言えない感じで降ってるし、

レーダーでは相変わらず「しばらく雨は降りません」

だから!今!降っとる!!

レインウェアを着たり脱いだり着たり脱いだりをバス停にベンチがあるたびに繰り返した。

暑いんだもの。

 

こんな調子では今日の柏坂越えは無理だな・・・ということで内海までに決めた。

 

ようやく内海に着いて、バスまでかなり時間があったので向かいの公民館に入った。

トイレあり、お接待あり、展覧会あり。楽しい。

地元の中学生が柏坂を通ってマップを作ってくれたらしい。すごい。

あと新内海トンネルの動画を流しててそれめっちゃ見た。

 

内海〜津島

バス停に戻るとお爺さんがいて世間話をいくらかした。

今日柏坂行く予定だったんですよと言ったところ雨だからやめて正解と言われた。

ただ明日は雨上がりでマムシが元気でモリモリ出てくるよと。

話しながら靴を脱いだらとんでもない臭いがしたので慌てて履き直した。

 

ところでバス。斬新である。

バス停を通過するたびに次のバス停の放送をするイメージだったのだが、

なんか決まりがあるのか運転手さんの匙加減なのか2〜3個ごとにしか放送しないのだ。

先程のお爺さんも全然放送がない中いきなりボタンを押して、

運転手さんはそれに合ってる停留所の放送まで「次は」「次は」とやる。

初心者には無理!!

あと信号のない山道なのでマジでスピードが速い。

 

路線図を確認し、2〜3個前のバス停から外を注視してすかさずボタンを押す。

無事降りられた・・・。

 

晩飯は向かいのドラッグストアで買った。

宿のご主人が伝統の一戦をテレビで観ていたが、どっち派なのかわからないので触れないでおいた。

四国1日目:宿毛

行ってきたよ四国。

 

神奈川〜高知

YCATからのバスで四国へ。

隣のおばさん(東京から乗ってた)がすげえ幅取ってて狭かった。

私の太ももでも対抗できず。

なんであんな開脚する必要があるんだ・・・完全にこっちにはみ出てるじゃん・・・

あとなんか横浜って独特よね。滅多に行かないから新鮮だった。

OCATみたいな感じを想像してたからちょっと意外。雑然としていた。

 

翌朝に四国着。

高知は雨。

予報は曇りじゃなかったっけ?雨?初日から雨?

嫌なんだけど。困るんだけど。

(いつでも困るが)

 

新しくなった高知駅で鰹の生節やらなんやらをちょっと買って朝食摂って中村へ。

中村駅で夫から頼まれていた鉄印を購入。

駅でおにぎり弁当とコーヒーを買って昼食。

こういうの食べると毎回思う。私はおにぎり作りのセンスがない。

そういえば朝からコーヒーばっかり飲んでる。

 

乗り継ぎが2分なのでそれは諦めて90分後のバスに乗った。

宿毛市街出たらすぐ峠なので、別に90分取れたところで宿毛泊は変わらないからいい。

 

延光寺〜宿毛

14時。

バスを降りて装備をまとめて延光寺へ。天気はくもり。

ここでまさかのおいづる忘れが発覚する。

まあ暑いから着ないか・・・いや着たいな腰回りの汗染みがバレるから・・・

と言ってても仕方ないので出発し、こんな道だったっけ?と思いながら到着。

ここは納経印をもらっているので読経するのみである。

久しぶりすぎて息継ぎができない。

あとライターがなくなりそう。

 

延光寺を出るとすぐ歩きの遍路道が分岐するのだが、これがまあ滑る滑る。

前見たときは偽物みたいに澄んでた四万十川も仁淀川も濁っていたからうっすら予想はしていたが、

雨を吸ってぬかるんでおりとにかくぬるぬる滑る。

オレンジのキノコだー!なんて気を取られたら滑る。

ヘビにビビって滑る。ただの小さいシマヘビだった。

転びはしなかったけどズボンの裾が開始1時間経たずして泥まみれに。

 

そこからは国道をひたすら歩く。

時おり冷たい風が吹いて気持ちいいけど嫌な予感もする。

途中で自転車のおじさんとすれ違う。

今は歩きの4割が外国人だそうで。

あと日本人からは歩きのペースが乱れるから話しかけないでとよく言われるらしい。

うーん・・・

こっちは他人の生活圏にずかずか入ってんだからさ。

なんつーか・・・それなら地元の川沿いを上流まで攻めるとかした方がコスパ良くね?

 

保冷剤と飴をいただく。

保冷剤頭に乗せると全然違うね。

 

そこから5分ほど歩くと既存の仏教は身と国を滅ぼすという理念の宗教の方からパンフと説明をいただく。

どうして回るのかすごく訊かれたけど何を回答したところで反応はある程度予想がつくので

カジュアルな側面だけ回答しておいた。

保冷剤は融けた。

 

 

そこから無視できる程度の雨を気のせい!気のせい!とやりつつ林邸へ。

ここは宿毛に行くと言ったら職場で勧められたので。

やっぱり木造はいいわね・・・

昔木造アパートに住んでたあの感じを思い出す。

宿毛って偉人多いんだね。ぱっと聞いて「なんか知ってるかも」という人がばんばん出てくる。

 

16:30に宿へ。

宿は洗濯無料だしソフトドリンク飲み放題だしアイスもつけてくれる。

太っ腹すぎる。ちなみに私の太い腹は太いだけだよ!

 

ちなみに暑くて赤くなっただけだと思っていたのだが

わずか数時間でしっかり時計焼けしていた。

明日は日焼け止めしっかり塗ります。