クズは定時で帰りたい

趣味の時間を捻出するブログ

初めての一人暮らし、その前に

遥か十数年前、私も一人暮らしをスタートしました。

今更なタイミングかもしれませんが、国公立後期組もいるよねってことで家探しの話を書きます。

(私も後期で入りました)

 

 

家選びの前に見るところ

不動産屋へ行く前に、その地域のリスクを知っておいた方がいいです。

 

ゴミ出しが大変な地域(特に段ボールと燃えないゴミ)もある。

ゴミ袋が有料というのは別に大したことではないが、出せないというのは困る。

どうしてもゴミ袋が有料なのが腹立つ!って人は指定ゴミ袋の規格も調べましょうね。

一人暮らしで生ゴミが20リットル溜まるまで待ってたら虫湧くよ。

 

郊外は車社会で各種施設が車じゃないと不便なところにしかなかったりするし、

逆に車に乗りたいなら古い町だと一方通行が多いので避けた方がいい。

 

よく「路線図を見て決めた」というのを聞きますが、目的地まで電車1本とかでなければ危険です。

特に関東は乗り換えに10分近く要する駅、駅に着いても1本目には乗れない駅が結構ある。

路線図上で便利な駅ほど乗り換えがしんどい。

あと日中と通勤時間帯でダイヤと所要時間が大幅に変わる路線もあるので

実際に利用する時間の様子を調べましょう。

郊外からゆっくり座って乗って読書しようとか考えてると泣くぞ!

 

不動産屋に誰と行く?

いざ不動産屋へ、というところで誰と行くのかを考える。

住みたい部屋によって人を変えましょう。

 

親と一緒の場合

学生さんだと親と一緒に行くパターンが多いと思います。

この場合に陥りがちなのが、安全・安心に予算外の金を払わされるパターンね。

日当たりが良い、設備が最新、オートロック等。

「あんた、ここにしなさいよ。コンビニで変なお菓子買うのやめたら2,000円なんてすぐよ」などと言われてしまう。

一方で滞納する可能性は低いと見做されるという利点もあるので、

ちょっと予算に無理があっても・・・!って場合は良い。

 

一人の場合

一人だとわりとボロアパートでも紹介してもらえます。

安いアパートでいいんだよ!って場合は単独がおすすめ。

ただし複数名で見たらバレそうな問題点が放置されてたりするので注意が必要です。

私の2軒目は洗濯機の排水がどういうわけか洗濯パンから20センチほど立ち上がっており洗濯機が普通には置けなかった。

先輩の家は台所の水栓の吐出口が下を向いていないので水を普通に出すと腹が濡れる仕様でした。

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よくある難点と利点

電気コンロ・ミニキッチン

電気コンロは上にIHクッキングヒーターでも置きましょう。

どうせ下に小さい(使わない)冷蔵庫があるのでそのコンセントを使えばいい。

そもそもミニキッチンだけでしっかり自炊しようというのは物理的に難しいので

近くに冷蔵庫と調理台を置くスペースがあるかの方が重要です。

 

ユニットバス(と、元ユニットバス)

ユニットバスでも風呂に入って温まろう、というのはあまり現実的ではありません。

まず狭い。そして追い炊き機能がないし換気扇が照明とセットだからどんどん冷める。

蛇口はひとつなので、温まった体を洗ううちに冷めるか洗って濡れた体でお湯がたまるのを待つか。

・・・銭湯行こう。

 

バルコニー

洗濯物等で多少はあった方が便利ですが、

廊下と違って専有部分なのでこまめな掃除が必要です。

台風の時とかわけわからんゴミ(下手したら粗大ゴミ)がいっぱい飛んで来るし、枯葉の飛行距離はかなりのものです。

植物を育てたい場合は必ず大家さんに確認してもらいましょう。

不動産屋と「お花育てるのもいいですねっ」と盛り上がった=植物可、ではありません。

植物不可の物件は意外にたくさんあります。

 

駅が大きい

駅が大きくて便利なのはいいことですが、あれはホームは勿論改札ですらなく出口からの計算だそうです。

すると駅から○分というのがあてにならなくなります。

私も以前駅から3分のアパートを借りたものの、「駅」からホームまで7分。

 

自転車を使う予定の人は家から駐輪場、駐輪場から駅へのアクセスも確認しましょう。

あとそもそも駐輪場が空いてるかどうか。月極めは数年待ちということもあります。

昼に見て「一時駐輪空いてるじゃん」なんてのはだめです。

不動産屋の「そんな混んでないと思いますけどねえ」もだめです。

一時駐輪の状況を駐輪場のスタッフに訊く!

 

金を取られる落とし穴

家を貸します的な番組を見ると必ずといっていいほど掘られている落とし穴があります。

「言われてみればそれいいかも」の穴。

出窓から始まり、大容量の靴箱、一面だけ違う色の壁紙、明かりとりの窓、玄関のニッチ・・・

本当にほしいと思っていたのか?

それどころか「あれば尚良い」の項目にすらなかったんじゃないのか?

 

いや別にそれで決めてもいいけどさ、それがなかったらいくらで借ります?

その差額がそのオプションの価値ですと言われて「よし!」と思えることってほぼないよ。

 

とりあえず一度住んでみたら

しかし私がここでこんな書いたって、やはり住んでみないと生活全般に対する得手不得手はわかりません。

実家の家事と狭いアパートの家事は全然違うし、

意外にすし詰めの電車が平気かもしれない。

不経済ではありますがおもしろいよ。