クズは定時で帰りたい

趣味の時間を捻出するブログ

ミミズを飼う

○本記事にミミズ(生)の写真は出てきません。

 

いい土がないよ

近所の園芸店の土がアレなのか、私が何かやらかしているのか

どうも家庭菜園の土が良くない。

 

じゃあいい土知ってんのかって話ですけど、

単身時代の家庭菜園はかなり良かったのよ。

ただそれは実家に引き揚げるにあたって

仲良くしていた隣人にあげてしまった。

「このプランター(でかい)置く場所ないよ?」

「やっぱ処分か・・・土は裏庭に撒くか」

などと母と打ち合わせしていたら、ちょうど洗濯物を干していた隣人が

「あの!もしよかったら!ほしい・・・です!」

となったのだ。

 

あの土が良かった。なんでもいい感じに育った。

今の土って一度使うとスカスカになるんだよね・・・。

なんだろう。小石と枝になるというか。

安売りの花屋だからだめなのかな。

 

土の罠

ベランダ園芸家のハマる罠がある。

土が増殖する。

しかし土は捨てられない。業者に頼まないとだめなのだ。

 

つまり「古い土は捨てて新しいのを買おう」なんて服みたいなことはできず、

古い土をひたすら積み上げて相続するか、土を良くするしかない。

 

古い土の再生でもゴミが出る。

再生方法を大雑把に書くと、

・殺菌(干す)

・根や枯れ枝、鉢底石を除く

・微塵を除く

・再生材を混ぜる

となる。

根や枯れ枝は燃えるゴミ、鉢底石は再利用できるが

微塵は紛うことなき土である。クッション性0の土。

以前はどうしてたって?

ベランダと柵の隙間に土エリアがあったのでそこに混ぜてた。

(毎年そこから巨大なアサガオが出てきて大変だったのよ・・・あの毛でかぶれるし)

 

そこでミミズですよ

じゃあ微塵を再生しようということになる。

微塵を微塵でない(団粒)にする方法をあれこれ調べて出てきたのが

「ミミズコンポストに入れる」だった。

 

ミミズコンポストとはミミズのコンポストである。

ミミズが野菜の切り屑や新聞紙などを食べて堆肥化してくれるというシステムだ。

すごい。生ゴミが減って微塵は再生されて堆肥を買いに行かなくて済む。

 

しかし市販のミミズコンポストはでかい。でかすぎる。

多分野菜くずを全部取り分けるほどのマメさもないし、飢えてしまう。

小規模にできないものか・・・と。

 

いろいろ調べて、とりあえずこんな感じでやってみようということにした。

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怖いのがミズアブ(ミミズに悪い)、コバエ(単に嫌い)などの侵入である。

居住エリアを通常の古い土で塞ぐことにより

虫の侵入を防ぎ、湿度も適切に保つという作戦だ。

 

ミミズを買う

ミミズは釣具店で買った。

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シマミミズなのに熊太郎。なんで熊?

中身も小さいミミズなので熊感もないし個人的には太郎感もない。

 

ミミズはふやけた新聞紙を擦ったみたいなモロモロした物体の中にいる。

取れるものは取ったが、慣れ親しんだものだからあまり取りすぎないようにした。

猫とかもそうじゃん、自分の匂いがついたものがあると安心、みたいな。

あとミミズ自体柔らかくてあんま触らない方がいいかなと。

地面掘って出てくるやつ(フトミミズ)とは違ってなんか繊細な感じです。質感が。

鷲掴みしたら申し訳ない感じ。

 

土管の中にはヤシガラ(これがなかなかなくて苦労した)、新聞紙を裂いたものを入れて

そこへミミズ投入。

で、早とちりして小松菜の根元とパイナップルの皮も刻んで投入・・・。

本来は2週間ほど環境に慣れさせないとだめらしい。

ミミズはヤシガラが大好きらしく、切り屑を台所へ取りに行っている間に底の方へ潜ってしまった。

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パインと小松菜。スムージーとか飲んでそう(飲んでない)

 

この後近くに小虫が飛んでいたので蓋に古布を挟んで隙間を塞いだ。

 

とりあえず毎日蓋を開けて空気を通して、

ゆっくり減るのを待つことにします・・・