クズは定時で帰りたい

趣味の時間を捻出するブログ

結局何通りにも使わない

学生の頃、調理のバイトをしていた関係で右肘のすぐ下がムキムキだった。

(アスリートのマッサージをしている先輩がびっくりするほど)

おかげで七分袖のシャツのボタンはほとんど右だけ閉まらなかったのですが

店員さんはめげずに「ボタンを外して袖を捲れば着られますよ」。

なんでひねらないと使えないものに金を出さなねばならんのか・・・。

そんな話。

 

「これもできる」の「これ」、滅多にしない

これは私だけかもしれませんが、○wayの物って大概1パターンしか使わない。

鞄の肩掛けと手持ちくらいは使うがそれを真ん中のDカン通してリュックにはしない。

ライナーや襟が着け外しできるコートを買っても、結局使い始めのままである。

寒っ!と思いながらペラペラのコートで耐え、なんか昔の寒い国の軍人みたいだなあと思いながら襟を外さない。

このバスタオルはタオルケットにもなるしいいね!と思って買っても

結局夏の夜は毛布を掛けたり剥いだり凍えたり汗かいたりしている。

 

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私は持っていませんが、たとえばワンピースにもなる浴衣のワンピースを着ている人を見たことがないので

皆さん多かれ少なかれそういうところがあるのではないか。

 

使い方に無理がある

で、なんで使わないのか?というとこれは恐らく使い道に無理があるからではないでしょうか。

先ほどの例でいうと、ライナー付きのコートのライナーは

大概小さいボタンをちまちまちまちま留めないと使えない。

出がけに「やっぱ寒そうだからライナーをつけよう」とするのはちょっと面倒である。

マフラーでも巻いた方が早い。

 

タオルはそのまま使えばいいのですが、タオルケットは寝具でタオルは洗面具?なので

同じところにしまっておく家はあまりないように思う。

となると余程急に気候が変わらない限り「バスタオルを掛けよう」という発想にはならない。

難しい。

 

形に無理がある

また、アイデア勝負で実用性が伴っていない場合も結構ある。

なぜワンピースになる浴衣のワンピースを着ないかというと、

和服に慣れてない人のためにあるものなのに

浴衣のワンピースは足捌きが悪いからだと思う。

そこをどうにか解消しても、浴衣柄は浴衣柄なわけでコーディネートが難しい。

 

リバーシブルのスカートは、素材は両面とも肌に配慮した感じになっている。

その時点で若干コーディネートが難しい。

しかも用途を広げたいがためにベーシックカラーと柄または差し色という組み合わせが多く、

ベーシックな色のスカートを履いても裏にちらちらと差し色がのぞくので

上に着る物は差し色を考慮して決めなくてはならない。

結局不自由な服選びを強いられる。

 

なんでも多用途ならいいのか

何通りにも使えます!というのは自分が本当にその何通りも使うなら魅力的なのでしょうが、

実際はあまり使わないのでなんともいえないのでは。

選択肢が増えることで幸せになるタイプの人にはうれしいかもしれないが・・・。

販売価格にはその手間が反映されているわけで、どうなんでしょう。

 

でもやはり多用途のものに消費者は弱い。

手紙なんざ滅多に書かないのに「これは夏しか使えないしなあ」なんて基準で妥協して選んだりして、

書き損じ王の私は1通で半分以上使ってしまうわけです。ケッ。