クズは定時で帰りたい

趣味の時間を捻出するブログ

ウイルスと音楽のこと(2)

続きを。

 

ライヴハウスのこと

一方でライヴハウスはニュースでも袋叩きです。

 

こちらは症状のある人ががんばって来てしまったから問題がややこしい。

 

あの箱へは行ったことないのですが、ほとんどのライヴハウスにはそんなに人いないのよ。

下手したら5人とかしかいないの。

 

そこに珍しく200人弱集まり、さらに珍しく1人いた。

全体的に運が悪い。

その辺の200人を集めて感染者のいる確率って、当時どれくらいだったのだろう。

話はそれるが対バンで動員あれくらいで遠征組多数って

どんだけ楽しいライヴだったのか気になるところ。

 

隠れる観客

問題は観客が名乗り出ないこと。

ここですぐ観客がみんな名乗り出て検査して経過観察しましたとならないから

イメージはどんどん下がる。

それでも言わないのは何故なのか?

 

まず言い出しにくい。

公演日から発覚までの間に状況はどんどん変わってしまい

世の中の3割くらい、特に神経質な人に限って

公演の頃には「時差通勤とかしようかな」「遠出はやめようかな」程度だったことを忘れ

「なんでこんな時期に行ったのか」の「こんな時期」を遡って適用してしまう。

実際そうなのかはわからなくても、普段からそういう言動をする人が上司なら言えないでしょうね。

(それでも言うべきだけど)

 

言ったら言ったで感染が収まろうが二度とライヴで休暇や早退なんてできなくなる。

音楽聴くだけでなんか言われるかもしれない。

 

昔いた職場では、趣味(スポーツ)で負傷して半年休職した人が

私服がスポーティなだけで影口叩かれてました。

懲りてない、と。

 

 

そしてライヴだ。

普段から小さなライヴの立場はあまり良くない。

 

観劇はOK、ホールのコンサートもOK、登山もOK、たぶんスピッツもOKだろう。

でもいい歳してよくわからんバンドの上手くもない演奏を、

薄暗くて汚いライヴハウスで聞くなんて・・・と思われる。言われる。

学生のすること。落ち着きがない。常識ある社会人はそのようなものに興味を持たぬ。

そんなことないんだけどね。(はぐれ者ではあると思うが・・・)

 

そんなくだらない「ライヴに行く」、

まして「遠征する」なんてのは伏せて仕事を調整している人が多いのでは。

遠征して2週間自宅待機になりましたとは言い出しにくい。

(それでも言うべきだけど)

 

 

不要不急ってなによ

不要不急のことだから自粛すべきという流れになっていますが

そもそも不要不急とはなんなのか。

 

私の周りで急を要する仕事をしている人はほぼいない。

看護師(辞めてなければ)が3人いるだけ。

私も建設業なので不急。

別にどこかの設備改修工事が遅れたってそれで人が死ぬわけではない。

 

一方で土日に地元のSCへ行くとフードコートは老若男女入り乱れている。

飲食店と違い、誰かがテーブルを確実に拭いているわけではないのにえらい混雑。

 

これで芸術関係ばかりが不要不急の外出に相当するのはどうもしっくりこない。

こんなご時世だからフードコートくらい、というならライヴくらいと思うし

仕事は仕事だから、というならライヴハウスを運営してる側は仕事だからね。

 

だからライヴを決行しろよって話ではなく、ライヴやるのも行くのも禁止ではないのだから

そればかりをそんなに責めることなの?と思うのです。