クズは定時で帰りたい

趣味の時間を捻出するブログ

声低い伝説

私の声は低い。そしてややハスキーボイスらしい。

というのも自分で聴こえる声は高くやかましくわりと通っているのだ。

 

だから学生時代に芝居で

「年下の婚約者にヒステリックにキレ散らかす38歳女性」の役をやったときも、

昔ながらのバリバリキャリアウーマンのつもりで練習してきたのに

指定された衣装が全然キャリアウーマンではない。

念のため持ってきたロングスカート(部屋着)にパステルのカーディガン。

「ヘルシーな肌見せ」全盛期にロングスカートだ。

デブな私への配慮かしら・・・と思っていたが

終演後のアンケートは「婚約者の女の人の貫禄がすごい」。

撮影したDVDを再生したらお笑い芸人のコントに出てくる女装した男性がいた。

この声ならついついフェミニンというかガーリーというか、こういう服着せるわな・・・。

ぴったりだよ。あとコントの見過ぎなんだよ衣装係が。

 

 

電話くれたくせに!

そんなわけで電話口では男性と間違えられる。

ひどいのが、カード会社から電話があって折り返したら

「お名前は」

「ご住所は」

「電話番号は」

「生年月日は」

「お名前の漢字は」

自分のことなので当たり前に全部答える私。

「・・・えー大変恐れ入りますが、芝浦クズ子様ご本人様でいらっしゃいますか?」

 

なんとなくこっちも申し訳なくて

「すみません、喉の調子が悪いもんで」などと虚偽の申告をしてしまう。

絶好調だよあほ!

しかも用件はリボ払いキャンペーンとかなんだよね。

 

 

わざわざどうも

交通機関に勤めていた頃。

業務中、お客様が一人こちらへ。

タイミング的にこちらへ来るのはよほどの何かがある。

忘れ物?誰か吐いた?と身構えて応対したところ

「いや女性だったんだね!乗るとき女性だと思ったんだけど、声が違ったからさ!

やっぱ女性だよね!それだけ☆」

 

別にいいんだけど、それを私が知ってなんかあるのだろうか。

いいんだけど。

 

 

粘る!

私の本名はまあ読み間違えられない平凡な女性の名前である。

 

電話で資料請求の問い合わせを受けて、資料を送ったら電話が来た。

「芝浦さんお願いします」

「はい私です」

「あ、女性の芝浦さんに代わってください」

「芝浦は私一人ですが」

「いや、メール下さった女性の芝浦さんに」

「はい私です。私がお送りしました」

 

「えーっと、メールくれた方、クズ子(こ)さんだと私思ってたんですが、失礼しました、

これはクズシさんとお読みすればよろしいですかね?

てっきり女性とばかり・・・。申し訳ないです。」

 

あー!!!なんといえば!!!あー!!

 

 

嘘はついてない

電話の仕事。

応対自体は問題なく終わって、ではまた何かご不明点が〜となったところで

「あれだね、この電話の人は男性もいるんだね、いつも女性が出てたから女性しかいないのかと思ってたよ」

「はい、男性も少しですがおります」

それは私ではないけどな。

 

ちなみに「お兄さんありがとう助かったわ!」系はもう何度も言われている。それはもういい。

 

 

どうすりゃいいのか

そんなわけで声関係のトラブルはこれ以外にもいろいろあるのだが、

先述の通り自分で聞こえている自分の声ってかなり高くてやかましいのよ。

これ以上トーンを上げる(非常によくアドバイスをもらう)となると

半分白目になる勢いでテンションを上げねばならない。

 

そもそも私の声に問題があると思うなら、

電話取ってくれだし電話の仕事を持ってくんなという話なのよ。ねえ。

(結局電話の愚痴につながる)