クズは定時で帰りたい

趣味の時間を捻出するブログ

中止でしょうね

ロックインジャパンフェスが中止だそうで。

 

長年全日程同行していた友人が土曜日仕事になってしまい日曜日のみの参加になり

(先生なのでホイホイ休めない)

フェス自体もなんだか遅めの日程になると

お盆前だから月曜日に有給取るわけにもいかず(自分の首が絞まる)、

そこから5連勤、盆前なので残業つき。まあ下請けだから。

ここ数年は行けていない。

しつこいけどそんな体力あったらとっくに痩せている。

 

 

そんなわけでここ数年は行ってなかったのだが、

その立場で思うのは

「まあ仕方ないよね」だ。

経緯はさておき、中止は仕方ないと思う。

 

 

客頼みのその客

感染対策は客が協力しないと成立しない。

その客なんだけど、私はみんなが協力できるとは到底思えない。

 

なぜなら、私が最初に行った2005年。

モッシュ・ダイブ禁止」と言われていた。

最後に行った2018年も「モッシュ・ダイブ禁止」と言われていた。

もちろんその間の年も言われていた。

 

いやモッシュ・ダイブ自体は悪くないよ。

でもそれは禁止されていないところでの話である。

禁止されている場で、

「盛り上がったらつい禁止行為もしちゃうよね」な人が結構いて、

少なくとも14年間制御できていない。そういう客層と運営者の組み合わせだ。

 

ロックインジャパンは厳しいフェスである。

あれはだめ、これに注意、

正直そんなことも考えつかないのによく夏フェス来ようと思うよな・・・なお願いがたくさんある。

 

しかしこれは逆に言うと

「そんなことも考えつかないのに来てしまう人が大勢来れる」

フェスということでもある。

なんせ都内から常磐線1本で行けるのだ。なんのフィルターもない。

この人たちに感染対策をしろと言っても限度がある。

 

 

初めてですよね?

また、コロナ対策をこのフェスでやるのは初めてだ。

うまくいくかはわからない。

 

思い出すのは10年くらい前。

ステージが増えて客数も増やした結果、

帰りの駅までのバスがとんでもない待ち時間になった。

2時間待ちになるとか言われた気がする。

グラス終演後はさっさと出たのに、だ。クロークも寄ってない。

かなりの距離があるのに、歩いた方が絶対早い。

この年は宿が取れなくて水郡線沿線に泊まる予定で、

バスを待っていたら確実に終電に間に合わない。

その日は諦めて歩いた。

2日目は終演前に観るのを中断して会場を出発。

最終日は1人が静岡寄りの神奈川在住ということもあって

18きっぷで帰る予定を変更し、各自で地元までのバスを予約した。

 

こんな感じなので、

人流のコントロールにおいて新しいことをいきなりうまくやれるかはわからない。

そんなこと覚えてるのか、って、いや大変だったんだよ。

5kmくらいはあったと思うよ。

一日歩き回って、でもあとはバス乗れるもんねから21時過ぎに5km歩きだもん。

 

外に出れば自由

そもそも外に出れば自由で、運営者でも客なのか一般人なのか見分けはつかないし

そこまで見てくれというのは無理がある。

先述のとおりバスが出ていて駅前まで簡単に行ける。

リストバンドをつけていればわかるが、外すこともできる。着替えることもできる。

 

これ困るのが、開催を快く思わない人が

ワイワイ飲んでる若者集団=全員フェスの客と認識して

「会場の外で大勢飲んでた」などとなり

今後溝ができかねないのだ。

この後感染が拡大すれば(実際東京の数が増えてるので茨城も増えるんだろうけど)

本当は別の要素があったとしても

「フェスの客がウイルスを持ち込んだ」

「どうせフェスの客は行ったことを隠してる」

となっただろう。

 

この時期は毎年道路も混むだろうし、駅も混むし、

周辺(かなり広範囲)の宿が埋まってるから他の観光資源は日帰り客頼みになる。

ひたちなかとその周辺の人々の協力あってのフェスだ。

うまくやるという意味では中止は賢い。

 

一発勝負でまた来年

他のイベントと違うのは「一発勝負」だけど「毎年ある」ということだ。

野球やサッカーは変化する状況に応じてじゃあ来月からはこうしましょうというのができる。

急な中止にも慣れてる。

多分その損失も見込んでチケットの価格を決めている。

会場と仕切る人と演者の関係がシンプルだから小回りがきくのだ。

雨天中止で大混乱するプロ野球チームとか聞いたことないでしょ?

あと遠征組がそんなにいない。

 

演劇は一発勝負だけど「また来年」がない。

やらかししてもうまくやってもそれっきり、別の公演になればそれはそれこれはこれ。

劇団の場合はスポーツチームと同じ。

というか観客がそんなにいない(スタジアム並みにでかい劇場ない)し

超よかった!うおおお!!みんなで駅前で飲もうぜ!!オイオイオイ!!ともならないと思う。

 

もし今後もひたちなか海浜公園でやりたいのであれば、

今年の中止は正しい判断だったのでは。

 

 

音楽の話?

それにしても中止に怒っているミュージシャンはなんなのだろう?

フェスに出られて、声を上げたらうねり?ができるほどのバンドなのだ。

間隔を空けて全国、いやせめて東名阪でワンマンライヴができるのだ。

 

私が最終的に観たいのは関西のインディーズバンドだ。

こちらに来て、動員からいってワンマンは無理なので

対バン形式で普通の小さいライヴハウスでやるのを観に行くことだ。

でも彼らは一昨年の秋以来東日本に来てないし、

地元の公演だって半分以上がヴォーカルの弾き語りになっている。

 

他に公演の機会を持てる人らが「やってもいいだろふざけんな音楽だぞ」と騒いで

間隔空けてればまあいいよのゾーンをうろうろしてしている限り

私の好きな音楽は間隔を空けるどころか機会すらもらえない。

 

それで音楽代表みたいなスタンスでいられるのは

ちょっと引っかかるものがあるのよね。

 

 

しかしまあどうなるんだろう。

やっぱり食えないものは滅亡しろってことなんですかね・・・。