クズは定時で帰りたい

趣味の時間を捻出するブログ

その話はしてない

最近よくtwitterでおすすめされるのが

「特殊な事情で仕方ないのにこんなこと言われた」

的な話である。

興味ないって言ってんのにおすすめしてくる。

編み物の情報だけ集めているアカウントなのにね。

 

話がそれた。

私はこういうのにどうももやもやしている。

 

もちろん例外はいくらでもある。

私なんて人生全域例外状態なので意見が合わないこともよくあるのだが、

いかなる例外でも一切の抵抗なく受け容れてもらわないとダメみたいな態度を取る理由がわからない。

 

 

見えない例外

そもそも例外とは見えるものなのか。

ギャル系ファッションの店で「サイズご用意してますお申し付け下さぁい」とスタッフがやってても

私が登場したら(いや、さすがにそのサイズはないよ・・・)となるだろう。

これは見える例外である。

 

私は不摂生でデブだけど、

これが「病気で一時的に太ってるけどもうすぐ治って自然と痩せる」

「明日美容整形で脂肪20kg吸引してもらう予定」みたいな「見えない例外」だとしても関係ない。

あらゆる事情のデブはひとまとめで(ウチにはそのサイズないよ・・・)だ。

 

じゃあもし自分が「明日20kg痩せる人」という例外とわかってもらうにはどうすればいいか。

これはもうその場でお経のように

「このデブな体と今日でおさらばか、明日の午後着る服ないから買わなきゃだなあ」

などと言い続けるか、おでこに張り紙でもしておくしかない。

もしくはマタニティマークのように「明日脂肪吸引予定」マークを作るか。

いずれにしろその情報が相手に届かなければ、

こいつはどうして入らない服を自分に当てて似合うか確認しているのだ?と思われるのは仕方ない。

 

指摘の対象でないことは自分でわかっている。

わかっているし、ぱっと見わかってもらえないこともわかっている。

こんなことを「私は何もしないが向こうから特別な事情を理解すべき」なんて全く思わない。

 

 

あなたには見えるのか?

ところが自分は例外なのでその指摘の対象ではない、とわかっているはずなのに

被害者面をする人がかなりいる。

これがわからない。

 

彼らには見ただけで

「この人は特別な事情があって仕方ない」

「この人はクズ」

と判別する能力でもあるのだろうか?

 

たとえば仕事で「ちょっと話が」なんて2時間拘束され、

戻ったら部下がこちらの指示を見落としてヘマやってて

やっとトイレ行けると思いきや誰も電話取らないから取ったら話の長い間違い電話、

なんやかんやで残業、帰りは隣に立ってる人が超臭くて

へろへろで帰宅して携帯見たら

無駄な残業ばかりする人が散見されます

などといつも感じの悪い総務氏から赤のデカい太字でメールが来ている。

私のことか?は?お前のこの時間のメールが無駄じゃね!?となる。

 

もしかすると総務氏の帰り際に偉っそうな役員がふらりと現れ

「無駄な残業はけしからんとあらためて指導しなさいよ、

みんな必要必要と言ってるが実のところ殆ど無駄。今日すぐ皆にメールしなさい」

と言ってきたのかもしれないが、まあそんなのはぱっと思いつかない。

何故ならいつも感じ悪い総務氏なのだ。

 

これはまあわかるのよ。

でもどうしてこれが「総務氏はこっちがへろへろなタイミングを選んで嫌味なメールをしてくる」

になるのよ?

 

自分の特殊な事情を理解しない人は悪い、でも自分は相手の事情を想像しない。

自分の事情はいついかなる場合も誰からも認められるべきであり、

自分の希望が誰かの事情とかち合うことは一切ない。

すげえ発想だよ。

 

その話はしてない

なんでも他人事と片付けずに考えるのはいいことだと思うけど、

これは違うじゃん?

どうしてそれがわからないのか。またはわかった上で配慮を求めるのか。

自分から被害者になりにいくってどんだけ心が暇なのだろうか。

普段承認ばかりされてて、心がバランスを取るために無意識で否定を求めてるんでないかね。