ワールドカップが決勝トーナメント進出だそうで。
サッカーには興味ないのだが、きれいな三すくみができていて私はそれに感動している。
しかし2日朝。
通勤のバスで読書していた私は違和感をおぼえた。
なんか、この運転手、やたら喋るぞ・・・?
新人さんが指差喚呼してるのはよく見るが、
そういうのではなくやたら喋る。
そして言葉のチョイスがなんともいえない。
ベテランができる業である。
(新人がひねってベテランが乗り合わせた日には事務所で大変なことになる)
一体次は何を喋り出すのかと顔を上げ、なんとなく対向車線に目を遣ると
デコトラの赤帽とすれ違った。
朝からピカピカした赤帽である。
あのかわいいトラックがピカピカしてるのだ。
デコ赤帽かあ・・・デコ赤帽・・・あんのかそんなのが・・・と思っていたら今度は車内。
運転手の大演説が始まった。
車通りがそこそこある道に出たから無謀な歩行者もいないしで演説が始まったのだろう。
しかも停留所と信号ジャストで納まるアナウンス。プロだ。
わかんないけど多分バスの交番って電車と違って気安くそんなことできないと思うのよ。
余程慣れてないと。
しかし「どんな人なんだ?」と見ようとしたら負けな気がする。
読書をしている場合ではない。どう集中しろってんだ。
そんな感じで会社に着いたらみんなワールドカップの話で盛り上がっていた。
まあ「サッカーに興味ある人間がこの支店に少なすぎる」という話で盛り上がっていたのだが。
しかし私は通勤が濃厚すぎて時事ネタに乗るほど頭が整っていない。
サッカーは結果はどうあれ試合開催自体前から予定されていたプロとプロの戦いだが、
こっちは予告なしのプロ(運転手とデコ赤帽)と素人(私)の対峙である。
珍しく夫が泊まり勤務〜休日出勤で帰っても一人だし、
言いたくてもやもやした金曜日であった。