クズは定時で帰りたい

趣味の時間を捻出するブログ

服がほしいだけ

セーターを編もうとしている。

が、編み図がない。

 

ほしい服

骨格診断を受けたことはないが、まあおそらくストレートであろう私。

ストレートが絶対に踏んではいけないもの、それは

・ギャザースカート

・肩周りだぼだぼの服

である。

 

ギャザースカートは腰回りのばーん!となってるところに布を集めると

「ふんわり」ではなく「それ全部肉」になる。

あと裾が広がるせいか、やたらめくれる。

自作した足さばきのいいスカートも、タックを上8cmほど縫って固めてある。

 

肩周りも「ふんわり」ではなく、脇と二の腕のゆとりが「これも全部肉」になる。

おしゃれゆるスウェットなど着ようものなら「コンビニはギリいけるかもしれない」としか言えない。

 

編み図がねえよ

そんなわけでだぼだぼしていないセーターを編みたいのだが、ない。

とにかく編み図がないのだ。

和服のようなまっすぐ裁ちばかりである。

まっすぐということは肩周りも身頃もゆったりということ。

これいける?と思っても、写真をよく見ると着ている人のスタイルが良いだけで

接ぎ合わせが肩より下に来ている。

 

さすがに「毛糸だま」などの編み物雑誌は・・・と思っても、ない。

模様編みなどの技巧を凝らしているのに、ただ減らし目すればいい肩周りはまっすぐなのだ。

あと袖なしね。

だからそんな袖なしベストは大量に要らんて・・・

 

洋裁もねえよ

洋裁も同じである。

20年くらい前の洋裁本だとセットインスリーブが当たり前なのだが、

最近のはとにかくまっすぐ裁ちである。

型紙どおりに作ることは滅多にないが、さすがに直線→セットインの操作をするくらいなら

「パターン塾」で起こした方が早い。

 

袖がセットインだった頃、洋裁本はとにかくスカートがゴム!みたいな頃があって、

いや今日日(当時ね)ゴムスカート穿く奴どこにいるんだよ、使えねえ、となっていたが

今の袖周りはそれより深刻である。

みんなレッツソーイングといってだばだばの服を着ている。

なぜなのか。

パトリックを呼びたいわ。「フィットしていない」と言ってほしい。

 

もちろんセーター専門の本とか、パターン塾とか、

そういった本ならある。つーか持ってる。

しかし私はセーターを10枚も20枚も作りたいわけではないのだ。

普通の服をあれこれ作りたいのになぜいきなり専用の本を買って一から考えなければならないのか。

プロがデザインした絶妙なパターンで縫いたいよ・・・

 

洋裁の目的が違う?

なんとなく思うのは、今は洋裁って「服を作るということをしていること」が目的であって

服の調達が目的ではないのでは。

 

となるとこれ着て仕事行けます!って服よりも

これは自分で完成させた!とすぐ確実に思える服の方がいいのかもしれない。

もしくはライトな手作り層(私もライトなんだけどさ)にはだばだば服がウケるのかもしれない。

 

それにしてもどれもこれもドロップショルダーとゆるボトムスだと

絶望的に似合わない人がいるわけよ。

なんかもう「パターン塾のこのパターンからダーツ○cm取って身頃はウエストから○cm、と

編み物の英文パターンみたいな指示書で有料のメルマガとか出してくれないかね・・・

 

いやそもそもドロップショルダーばっかり販売するのをやめろ!!!