クズは定時で帰りたい

趣味の時間を捻出するブログ

口紅の謎

口紅を買った。

 

これまで色つきリップと無印のリップ兼チークで乗り切ってきたのだが

歳で顔がぼんやりしてきたのと、眉を整えた分口が負けるようになった。

 

これまで口紅をないがしろにしてきたのは理由がある。

 

1.皮膚が弱い

どういうわけか唇だけ皮膚が弱い。

化粧したまま寝てもなんともない私だが、

唇だけはボロボロバリバリになる。

 

色を乗せるからだめなんだ、ティントだ!と買ったときは特にひどかった。

昼過ぎくらいになると唇の皮膚がぱかっと取れるのだ。

怖いだろ。喋りながら唇ぱかっと取れるおばさん。

仕事教えたってそんなんじゃ頭に入るわけないよ。唇取れてるんだから。

 

それで必要最低限の時間だけ保ってくれる無印とリップクリームで乗り切っていた。

 

2.色がわからん

よく「指を押したときの色がチークの正解」みたいなやつあるけど、

私はみかんの食べすぎで晩秋〜初夏まで手が黄色い。

「手は黄色いからなあ」

「そんなことないよぉ」

「(ここお世辞は困るんだが・・・)じゃあこれでやってみるか」

と選んだチークは見事にオカメインコだった。

顔がおかめなのに頬がオカメインコだから鳥の軽やかさは出てるかもしれないが

私は人間なのでただおもしろい顔になっただけ。

(それでもがんばって使い切ったピー)

 

タッチアップをお願いしたこともある。

しかしなんか浮いてる?

ガチガチに緊張して判断力が低下してる中で「華やかで素敵です〜」なんて言われても

「プロがそう言うならそうなのかもしれん」としかならない。

で、帰りの電車の窓に唇が発光してるおばさんが映ってぎょっとする。

つーか唇が映っててなんだこれ?と思ったら私の顔だった。

いやあれは電車の中だからだ、と帰宅するとやはり唇が発光してる。

 

謎の唇

多分唇の色が一般的なセオリーから外れているんだと思う。

芝居部で修羅場を潜り抜けてきた凄みのある50代スナックのママ役をやった時、

衣装合わせで「口紅はもっと暗い色で」となり

同回の子が手持ちのやつをつけてくれたのだが

どういうわけかショッキングピンクに仕上がった。

いやこれは蛍光灯だからだ!と舞台に上がってみたが

「・・・クズさん、なんか、唇ぅ!!!って感じなので口紅戻しましょう」と・・・

化粧してくれた子も「これがなんでそうなるの?じゃあクズさん濃い色無理くない?」とびっくりしていた。

 

そんな記憶があったのでとにかくぼんやりした色を選んできた。

しかしそのごまかしが通用しなくなってきた。

 

 

それで口紅を買ってみたのだが、色番号を間違えて買ってしまった。

眼鏡がないとこういう時に困る。

 

派手な濃いピンク。

だって暗いローズがショッキングピンクなんだから

これはおそらく蛍光ピンクとかになる。

やばい。

 

ところが。

 

なんか渋めにキリッと仕上がった。これでいい。

しかしなぜ??????